想像は最大の脳内遊び。小説「タイムマシーン」を読んで未来を考えよう!


人間は様々な物事、時間軸、空間、感情や行動を複合的に組み合わせて“想像すること”ができる唯一の生き物です。
追いかけっこは動物でも出来ますが、赤毛のアンじゃないですけど、脳の中で空想することは、ある意味人間にとって究極の遊びなのかもしれません。

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『タイム・マシン』(The Time Machine)は、イギリスの小説家H・G・ウェルズにより、1895年に発表されたSF小説です。
SFの父と呼ばれる人ですね。たしかこの小説を初めて読んだのは高校生の頃でした。

ちなみに1895年はこんな年。
1月 – 樋口一葉が雑誌「文学界」に小説「たけくらべ」の連載を開始。
4月17日 – 日清講和条約(下関条約)調印。
12月28日 – 17歳の牧野省三によってフランスのリュミエール兄弟製作の短篇映画「汽車の到達」を有料公開。日本で初めての映画興行が始まる。
個人的にたけくらべの連載と映画興行開始が同時期っていうのが驚きです。

話を戻して、ドラえもんでおなじみのタイムマシーンを取り入れた初期の作品として世界中で愛されている作品です。
がっかりするのがいやで見ていないのですが、2回映画化されていますね。予告とか見る限りB級感が満載という感じがしてしまいます。内容も小説とは違うみたいです。

日本では、1913年に黒岩涙香訳で『八十万年後の社会』という邦題で出版されています。(涙の香りってすごい名前ですね。関係ないですけど昔の人もけっこうキラキラネーム多い気がします。)
実際は、80万年後、そしてさらにとんで3000万年後までを見てきた時間旅行者のお話となります。

ここからはネタばれ注意なので、この時点で興味を持った方は以下飛ばしましょう。

タイムマシーンという名の通り、とある科学者がタイムマシーンを発明し、その後時空旅行をする話なのですが、ある一点を境に退化していく様子、その後完全に停滞期にいく様子が、各時代の象徴的な登場人物(登場物)によって描かれています。

その進化は突飛なものではなく、現在も多くの国の政策となっている資本主義が元となり、貧富の差が拡大し、それぞれが違った形態へ進化を遂げていく、という段階を踏んでいるため、なんともすんなり読めるのです。

人間をベースとした生き物がその時代にいる可能性はあまりなさそうですが、進化の原因となるものになんらかの警告を発している、面白い小説です。
けっこうすらっと読めてしまう内容なので、興味があれば、是非一度読んでみてください。


タイム・マシン (創元SF文庫―ウェルズSF傑作集) [文庫]
H・G・ウェルズ (著), 阿部 知二 (翻訳)

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